原価率と利益率の違い

原価率は販売価格に占める原価の割合、利益率は送料や手数料なども引いた利益の割合です。両方を分けて見ると、価格を上げるべきか、仕入れや配送費を見直すべきかを判断しやすくなります。具体例を使い、各指標の違いと使い分けを確認します。

原価率と利益率を価格判断に使い分ける

原価率が低くても、送料や販売手数料などの費用が大きければ利益率は下がります。仕入れ前には原価率で費用の重さを見て、販売後の採算を確認するときはその他費用も含めた利益率を見ると、どこを見直すべきか整理しやすくなります。

  • 仕入れ価格を決める前は原価率を確認する
  • 販売方法を決めるときは送料や手数料を含めた利益率を見る
  • 利益額と利益率のどちらが問題かを分けて考える
図は横にスクロールできます。

原価率とは

原価率は、販売価格のうち原価が占める割合です。仕入れ価格や制作費が重い商品ほど原価率は高くなります。

  • 原価率 = 原価 ÷ 販売価格 × 100
  • 費用率 = 原価とその他費用の合計 ÷ 販売価格 × 100
  • 利益率 = 利益 ÷ 販売価格 × 100

利益率とは

利益率は、販売価格のうち利益として残る割合です。販売手数料、送料、梱包費などを含めて考えると、見た目より利益率が下がることがあります。原価率だけでなく、販売にかかる費用を含めた利益率も確認すると採算を見誤りにくくなります。

2,000円で売る商品の例

販売価格2,000円、原価800円、その他費用200円なら、費用合計は1,000円です。原価だけを見る原価率は40%、その他費用も含めた費用率は50%、利益率は50%になります。送料や手数料を別で払う場合は、その他費用に含めて見直します。

原価率・利益率を計算する

どちらを見るべきか

仕入れや制作の効率を見るなら原価率、価格設定や採算を見るなら利益率が役立ちます。両方を確認すると、値下げできる余地があるか判断しやすくなります。

費用を入れ忘れない

ハンドメイド販売では材料費だけでなく、梱包材、台紙、送料、販売手数料も利益に影響します。すべてを細かく分けられない場合でも、その他費用としてまとめて入れると採算を見やすくなります。

原価が0円でも費用は残る

不用品販売では原価を0円で考えることがあります。その場合、原価率は0%になりますが、利益率が100%になるわけではありません。送料、梱包材、販売手数料がかかるため、実際に残る利益率はそれらを差し引いた後で確認します。

サービスごとの手数料率も見る

同じ販売価格と原価でも、販売するサービスによって手数料率が違うと利益率は変わります。メルカリ、ラクマ、Yahoo!フリマなどを比べるときは、原価率だけでなく、送料や手数料を含めた利益率で見ることが大切です。

販売前の利益率を確認する

価格を決めるときの使い分け

利益率が十分でも、販売価格が相場から大きく離れる場合は、価格設定を見直す材料になります。原価率と利益率で採算を確認し、必要な価格を知りたいときは販売価格逆算ツールで目標利益から確認します。

目標利益から販売価格を逆算する

記事内の計算条件

  • 販売手数料率、送料、原価、その他費用は記事内の例に基づく概算です。利用サービスや実際の取引条件に合わせて調整してください。
  • 税金、返品・返金など、入力欄にない条件は計算に含めていません。

確認チェックリスト

  • 原価だけを見るのか、送料や手数料も含めるのかを決めた
  • その他費用に入れる項目をそろえた
  • 利益率だけでなく、実際に残る利益額も確認した
  • 税務上の利益や申告額とは分けて考えた

自分の条件で計算する

実際の販売価格、送料、原価、梱包材費が分かっている場合は、次のツールに入力して自分の条件に近い利益を確認できます。

原価率・利益率計算ツールを使う

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