原価率と利益率の違い
原価率と利益率を分けて確認する基本を整理します。
記事を読むハンドメイド作品の価格を決めるときに、材料費、梱包材費、送料、販売手数料を引いた利益率を確認します。アクセサリーなどの例を使い、材料費だけで決めず、制作時間や販売形態も踏まえて採算を考える手順を整理します。
この表は販売手数料率10%と、各行に示した送料・材料費・梱包材費で試算した例です。 記事内の計算条件 も確認してください。
送料込みの販売価格に10%の手数料がかかる仮定です。特定のサービスの料金ではありません。利益率は「利益 ÷ 販売価格 × 100」で計算します。実際には手数料の対象額や端数処理も公式条件で確認してください。
表は横にスクロールできます。
| 条件 | 販売価格 | 販売手数料 | 送料・その他 | 材料費 | 利益目安 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 小物・材料費300円 | 1,200円 | 120円 | 310円 | 300円 | 470円 | 39.2% |
| アクセサリー・材料費500円 | 1,800円 | 180円 | 360円 | 500円 | 760円 | 42.2% |
| 布小物・材料費800円 | 2,500円 | 250円 | 650円 | 800円 | 800円 | 32.0% |
| 低単価作品・材料費300円 | 800円 | 80円 | 310円 | 300円 | 110円 | 13.8% |
表の販売手数料は、1円未満を切り捨てて計算した概算です。実際の取引画面と1円単位で差が出る場合があります。
ハンドメイド販売では、材料費だけを回収できても、梱包や発送にかかる費用を含めると利益が小さいことがあります。金額として残る利益と利益率を分けて見たうえで、制作時間に見合うかを別に考えると、価格を決める理由を整理しやすくなります。
材料費に少し上乗せするだけで価格を決めると、送料や手数料を引いたあとに利益がほとんど残らないことがあります。梱包材、台紙、袋、ラベル、発送資材なども費用として見ます。
作品代1,200円と送料300円を受け取る場合、売上合計は1,500円です。合計額に手数料10%がかかると仮定し、材料費300円・発送費300円・梱包費100円なら、手数料150円を含むその他費用は550円、利益は650円です。同じ条件で送料込み1,500円として売る場合も利益は650円です。送料を受け取った分を売上から落としたり、作品代だけで手数料を計算したりしないよう、利用先の公式条件を確認してください。
利益率が一定以上あっても、利益額が小さい作品は資材の値上がりや再発送で赤字になりやすくなります。特に低単価作品では、梱包材費と送料を入れたあとに、制作時間に見合う利益が残るかを確認してください。
ハンドメイド販売の利益率に一律の正解はありません。この表とツールには制作時間や作業料を含めていないため、計算後に制作時間に見合う価格かを別に確認してください。
送料やオプション代を別に受け取る場合は、それらを含む売上合計を「販売価格」に入力します。材料費を「原価」、利用先の公式条件で求めた販売手数料・実際の発送費・梱包材費の合計を「その他費用」に入力してください。